- 不動産鑑定事務所のアルバイトをはじめたい
- Excel作業のスピードが上がらなくて悩んでいる
- 時短かつ作業の質を上げていきたい
このような方に向けて、僕がこれまで不動産鑑定事務所のアルバイトなどを通じて身につけてきたPCテクニックをご紹介します。
不動産鑑定のお仕事とPC操作は切っても切れない関係。
PC操作が早く・正確になればお仕事の質はグンとUPします。
僕は新卒の会社でものすごく生産性の低い働き方をしてしまい、その反省もあって「もっと、業務効率化ができないか?」ということを意識するようになりました。
「一つでも使えそうなものがあればラッキー」くらいの感覚で読み進めていただけたら嬉しいです。
目次
不動産鑑定実務に関わる人はショートカットキーをできるだけ覚えるのがおすすめ

僕が作業時間を短縮するために意識していることは、以下です。
- なるべく「ショートカットキー」を使う
- できるだけマウスを使わないで作業する
いわゆるショートカットキーを使い、作業スピードをあげるようにしてます。
ショートカットキーとは「Ctrl + S(上書き保存)」や「Ctrl + C(コピー)」のようなものが有名ですよね。すでにお使いの方も多いのではないかと思います。
PC作業には膨大な数のショートカットキーがありますが、実際の鑑定のお仕事に使えるものは一部なのかなと思います。
不動産鑑定実務に関わる人は覚えておきたい時短テクニック

ここからは、具体的な時短テクニックをご紹介していきます。
Excelのテクニック多めですが、一部他の作業の時短テクニックも紹介します。
【Excel】基本のショートカット
基本テクニックはご存知の方も多いと思いますが、念のため列挙します。
- Ctrl + S:上書き保存
- Ctrl + C:セルのコピー
- Ctrl + X:セルの切り取り
- Ctrl + V:貼り付け
- Alt + F4:ブックを閉じる
万が一使っていないものがあれば、すぐにマスターすることをオススメします!
【Excel】セルの内容チェックに役立つショートカット
セルの内容をチェックをするときは、ショートカットを使うと便利です。
- F2キー:セルの中身(式など)を確認する
- Ctrl + [:参照
- Ctrl + Page Up:前のシートに戻る
- Ctrl + Page Down:次のシートに進む
F2キーは、セルの中の数式を確認できるショートカットです。
セルの内容を編集するときにも、これならダブルクリックなしでイケます。
そして、【Ctrl + [】もかなり便利なショートカット。
そのセルが「参照しているセル」を見つけることができます。
ちょっと分かりにくいですかね。
例えば「A1セル」に「=SUM(C3:D3)」と入力していたとします。そこで、「A1セル」を選択した状態で【Ctrl + [】を使うとC3からD3までのセルがアクティブになります。
これは違うシート間でも有効で、他のシートから価格を引っ張ってきている場合などにも参照元を確認することができるわけです。
これを知っていると、時間を大幅に節約できます。
【Excel】Altを活用すれば、さらに時間短縮に
馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、Altを使うとさらに時短に。
- Alt + OCW:列幅の調整
- Alt + ORE:行幅の調整
- Alt + HMM:セルを結合
- Alt + HMU:セル結合を解除
- Alt + 0 or 9:行 or 列の非表示
- Alt + Shift + 0 or 9:行 or 列の再表示
「行・列の非表示/再表示」の0、9は、キーボード上側の数字キーを押します。(テンキーではショートカットが効かないので、注意です。)
【Excel】ちょっとした一手間で心遣いを
作業が終わったら、できるだけExcelファイルをキレイにしておきたいですよね。
僕は以前に、会社の同僚から「A1セルをアクティブにして保存すると、開いたときに気持ちがいいよ」と教わりました。
ただし、この作業って面倒。普通にやるとすると【A1セルをダブルクリック→Excelの×ボタンで終了】などと、面倒です。
そこで、次のコマンドが便利です。
なにやらゲームの隠しコマンドのようですが…これで全てのシートでA1セルがアクティブになった状態で保存できます。
コツは、はじめに一番右端のシートを選択しておくことです。
【Windows】フォルダ操作のショートカット
Windowsのファイル間移動の操作も、ショートカットで高速化できます。
- Alt + ←:ひとつ前に選択していたフォルダに移動
- Alt + ↑:ひとつ上の階層のフォルダに移動
- Home:フォルダ内の一番上のファイルを選択
- End:フォルダ内の一番したのファイルを選択
この辺も基本かもしれませんが、高速化の助けになります。
【Windows】デスクトップ整理
- Windowsキー + D:デスクトップを表示
- Windowsキー + M:全てのウインドウを最小化
- Windowsキー + ↓ × 2回:一つのウインドウを最小化
- Windowsキー + ← or →:ウインドウを画面半分に表示
- Windowsキー + ↑:ウィンドウを最大化
たくさんの資料をデスクトップに表示する場合に便利なショートカットです。
【Windows】シャットダウンのショートカット
- Windowsキー + X →UU:シャットダウン
お仕事が終わって、退勤するときにお使いください。
【Chrome】ブラウザ操作のショートカット
- Alt + → or ←:進む、戻る
- Ctrl + T:新しいタブを表示
- Ctrl + W:一つのタブを閉じる
- Ctrl + Q:Chromeを終了
- Ctrl + E:アドレスバーをアクティブにする
Chrome以外のブラウザでも使えるかもしれません。
普段の操作でこれらを知っておくと、作業スピードが上がります。
ひとつ一つの作業をショートカット化して、作業を高速化しよう

今回はこれくらいにしておきます。
そう思ってあたりを見渡すと、できることは案外たくさんあるものです。
僕は今もExcel VBAやPythonなどの学習を続けており、「もっと時短ができないか?」を考えつつ業務改善を考え続けています。
業務効率化は、売り上げを撮ってくるのと同じくらいのインパクトをもたらしますから、誰もがやるべきことですよね。
僕も、現状で満足せずに精進していきます。
以上、みなさんのお仕事の一助になれば幸いです!