- 低温調理でローストビーフを作る方法が知りたい
- どうしてもローストビーフ作りに失敗してしまう…
- 温度・時間設定に不安を感じている
このような疑問にお答えします。
普通に作ると難しいローストビーフも、低温調理ならレシピに従って進めていくだけでカンタンに作れちゃいます。
そこで、本記事では次の内容をお伝えします。
- 設定温度、設定時間の考え方
- 低温調理で作るローストビーフのレシピ
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
目次
低温調理器を使ったローストビーフのレシピ【設定温度・時間も解説】
ローストビーフのカギは、低温調理器に「設定温度」と「時間」です。
ローストビーフ作りの設定温度と時間
まず気になるのが、低温調理にあたって「どれくらいの温度で、どれくらいの時間調理すべきか」だと思います。
低温調理ではできるだけ低い温度で、最高の食感を引き出す調理方法。当てずっぽうの温度設定ではムダな食中毒リスクを背負ってしまい、よろしくありません。
本記事では安全な温度条件を自分で計算することなく、BONIQの「低温調理 加熱時間基準表」を参考にして調理を進めていきます。
ここでは、僕がよく使う温度帯を抜粋したものを以下にまとめます。
温度 | 20mm | 30mm | 40mm | 50mm |
---|---|---|---|---|
58℃ | 2:00 | 2:40 | 3:40 | 4:40 |
60℃ | 1:20 | 2:00 | 3:00 | 4:00 |
63℃ | 1:05 | 1:45 | 2:45 | 3:45 |
66℃ | 0:55 | 1:35 | 2:35 | 3:35 |
食中毒菌は食肉の内部にもいるとされているので、お肉の中心を加熱しなければなりません。そのため、お肉の厚みごとに必要な加熱時間が異なります。
どの温度が良いか迷った場合には、まず低めの温度帯から試すことをおすすめします。というのも、温度が低いほどお肉は柔らかくなるので「低温調理らしさ」が引き出されやすいからです。
もしも低めの温度があまり好きではなければ、少しずつ温度を上げてあなた好みの食感になるまで実験するのがベストだと思います。
低温調理で作るローストビーフのレシピ
それでは、ローストビーフを作るための手順を解説していきましょう。
ローストビーフのすべての食材を、ジップロックに入れます。
- 牛肉 ・・・塊肉1つ
- 塩 ・・・牛肉の重さの1%
- コショウ・・・少々
- ニンニク・・・1片をおろして刷り込む
食材は、上記の通りです。
浸水法で空気を抜きながら、コンテナ内にしずめましょう。
先ほどの「低温調理 加熱時間基準表」を参考に、低温調理をスタートさせましょう。
先ほどお伝えした通り、まずは低めの温度からお好みの食感を探っていくのが良いと思います。
低温調理が終わったら肉汁は捨てずに取っておきましょう。これがグレイビーソースの材料になります。
低温調理だけだとお肉の美味しさが引き出しきれないので、仕上げに表面を炙ります。
方法はいくつかあり、次の中から選ぶと良いです。
- フライパンで炙る
- オーブンで表面を加熱する
- ガスバーナーで炙る
狙った部分に火を加えられるという点で、こちらの記事でご紹介したガスバーナーがおすすめです。
ガスバーナーがなければ、ご家庭にあるフライパンやオーブンで表面を焼くだけでも十分に美味しくなります。
最後に盛り付けをして完成です。
グレイビーソースの作り方
続いて、ローストビーフにかけるグレイビーソースの作り方をご紹介します。
まずは、次の材料をすべてフライパンにあけましょう。
- バルサミコ酢:大さじ3
- 赤ワイン:大さじ2
- 醤油:大さじ1
- 砂糖:大さじ2分の1
- 肉汁:低温調理後に出たものすべて
これを弱火で熱し、とろみがつくまで熱しましょう。
とろみがついたら、無塩バター10gを混ぜて完成です。
ここまでが、自家製でグレイビーソースを作る方法でした。
自分で作るのが面倒な場合は、市販のグレイビーソースを使うという手もあります。
僕は市販のものを使ったことはありませんが、Amazonで調べてヒットしたものを上に挙げてみました。
意外とたくさんの種類から選べそうです。
まとめ:低温調理器の登場でローストビーフ作りは身近になった
これまではかなりハードルが高いと思われていたローストビーフ作りですが、低温調理器があれば「ほぼ、ほったらかし」で作れちゃいます。
誕生日やクリスマス、記念日などの「ちょっと特別な日」にローストビーフが作れると本当に便利です。
ぜひ、一度チャレンジしてみてくださいね。