アホエンオイルのレシピ【低温調理でニンニクの抗酸化作用を高める】

  • 低温調理でアホエンオイルを作りたい
  • 加熱温度と時間はどうしたらいい?

このような疑問にお答えします。

抗酸化作用が強い食材として知られるニンニク。このニンニクをさらに一定の条件に置くことで、さらに抗酸化作用の高い「アホエン」を生成できます

アホエンには、血栓予防などの幅広い効果が期待できるといわれています。

そこで、本記事では次のような内容を解説します。

本記事の内容
  • アホエンオイルのレシピ
  • アホエンオイルの使い方
  • アホエンとは?
かろちょあ

論文や報告書を引用しながら解説します。

目次

アホエンオイルを低温調理で作るレシピ

アホエンオイルの材料

今回必要な材料は以下の通りです。

アホエンオイルの材料
  • ニンニク:1片
  • 植物油 :300cc

植物油は普段使っているもので大丈夫です
論文では「大豆油」「こめ油」「オリーブオイル」が例に挙げられていました。

僕は普段から使っているカークランドのオリーブオイルを使用。

低温調理器などがまだない方は、こちらの記事を参考に参考に「必需品」だけ買い足しましょう。

アホエンオイルのレシピ

かろちょあ

今回のポイントは2つ。
細かく粉砕して「アリシン」を生成することと、
温度設定により「アホエン」を生成することです。

STEP
ニンニクを粉砕

ニンニクをみじん切りにします。

粉砕することでアホエンの材料となる「アリシン」が生成されるためです。

少し手間をかけられる方は、この状態で2時間以上放置※1しましょう。放置することで、アリシン増えるとの報告があります。

STEP
低温調理器にかける

遮光ビンに「粉砕したニンニク」と「植物油」を入れます。55度・3時間で低温調理にかけましょう

遮光ビンに入れる理由は、アホエンが光に弱いとされているためです。

STEP
完成

これで完成です。

次のセクションでご紹介する使い方を参考に、普段の食事に取り入れてみましょう。

アホエンオイルの使い方

フランスパンにサッとかけて

僕はカリッと焼いたフランスパンにサッとかけて食べています。

普段バターやマーガリンを使っている方は、アホエンの抗酸化作用により健康効果が期待できそう。朝ごはんが「パン派」の方は、即実践できますね。

サラダのドレッシングとして

サラダのドレッシングとしても使えます。

市販のドレッシングと比べると味はかなり薄めですが、余計な添加物が入っていないので安心して食べられます。

半熟たまごにかけて

意外に良かったのが、半熟たまごにアホエンオイルをかけるというもの。

半熟たまごは低温調理の得意とするところ。作ってみたい方は、次の記事も合わせてどうぞ。

アホエンとはニンニク由来の抗酸化物質

ここからは、アホエンについての基礎知識をまとめます。

アホエンが生まれるまで

アホエンは元々ニンニクに含まれていません。次のように変化し、最終的にアホエンが生成されます。

アホエンが生まれるまで
  1. アリイン
  2. アリシン(アリイン+アリイナーゼ)
  3. アホエン(アリシン+加熱)

このうち、もっとも抗酸化作用が強いのがアホエンです

もともとニンニクに含まれているのが、「アリイン」と「アリイナーゼ」という二つの物質。これを包丁などで物理的に破壊すると、化学反応を起こして「アリシン」が生まれます

最後に「アリシン」を一定の条件で加熱すれば、「アホエン」が生成されます。

アホエンを作るための温度と時間の条件は?

調べてみたところ、文献によって温度と時間の主張はまちまちでした。

  • 「浦上財団研究所」説
  • 「独立行政法人青森県産業技術センター」説

ここではそれぞれの主張をまとめつつ、とりあえずの結論を出してみます。

「浦上財団研究所」説

まずは、浦上財団研究所の資料から読み取れることをまとめます。

浦上財団研究所の資料まとめ
  • アホエンは80℃の加熱によってもっとも多く生成
  • 新鮮な生ニンニクを使うとアホエンがたくさん生成される
  • 80℃以上の高温ではアホエンに顕著な分解が認められる
  • 40℃〜80℃の加熱でEアホエンの2.5倍のZアホエンが生成
  • 0℃と100℃ではアホエンの生成は認められない

結論としては、新鮮な生ニンニクを使って80度で加熱するのがベストということになりそうです。

ニンニクの健康増進作用を増強させるための加工・保存技術の開発 

「独立行政法人青森県産業技術センター」説

続いて、青森県産業技術センターの資料から読み取れることは以下となります。

独立行政法人青森県産業技術センターの資料まとめ
  • 80度では生成量が減った
  • 55度では短時間でアホエン生成量が増えた

うってかわって、80度だとアホエンの生成量が減ったとのことです。

農産加工だより第56号 独立行政法人青森県産業技術センター

結論

これまでの内容をまとめると、次の通りです。

結論
  • 80℃以上、40℃未満はアホエンが減る
  • アホエンが増えそうな温度は40〜80℃
  • 55℃では間違いなくアホエンが増えそう
  • 新鮮なニンニクを使うべき

つまり、新鮮なニンニクを55度で加熱するというのがいちばん良さそうです。

アホエンの効果

アホエンの効果については、一般的に次のようなことがいわれています。

アホエンの効果
  • 発がん抑制作用
  • 血栓予防作用
  • 痴呆症予防
  • 肝臓保護作用
  • 脳卒中抑制

かなり広い効果が期待できることがわかります。普段の食事にアホエンオイルを取り入れれば、健康効果が期待できそうです

なお、アホエンオイルの効果は日本食糧新聞から引用しました。

まとめ:健康上のメリットも大きそうなので、生活に取り入れてみても良いかも

最後にご紹介した通り、アホエンオイルはさまざまな健康上のメリットが期待できそうです。

低温調理を使えば簡単に作ることもできますので、気になる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

なお「これから低温調理をはじめたい!」という方は、次の記事も参考にしてみてください。

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