低温調理コンテナ(容器・ナベ・水槽)選びのポイントとおすすめの容器【代用品も紹介】

  • 低温調理用のコンテナを選ぶポイントは?
  • 深い鍋がないんだけど、代用できるものってある?
  • コンテナに被せるフタって、必要?

このような疑問にお答えします。

熱したお湯の温度で食材を加熱する低温調理では、水を張っておくコンテナが必要です。(コンテナは、「ナベや水槽、容器」など色々な呼ばれ方をします。)

とはいえ、「低温調理用」として売られているコンテナを買う必要などなくて、極端にいえばバケツなどでも代用可能です。

本記事では低温調理歴2年ほど・3種類の低温調理器を使った経験がある僕が、コンテナの選び方・代用品・コンテナにかぶせるフタについてお伝えしていきます。

まずはメーカーの公表数値をチェックしましょう

「深さ」や「高さ」について、メーカーが公表されていれば、基本的にそれに従うのがベターです。

本記事で紹介した目安は、僕が使ったことのある「AnovaPrecision Cooker」「BONIQ」「BONIQ Pro」に適合したものとお考えいただき、他社製のものを使う場合は参考までにご覧ください。

低温調理コンテナ選びのポイント

低温調理コンテナ選びのポイント

低温調理に使うコンテナは、基本的にどんなものを選んでもOKです。

ただし、水を入れたり低温調理器を固定したりするので、何かの容器で代用する場合には、次のようなポイントに気をつけるとよいです。

耐熱温度が100度以上

コンテナ内の温度は、マックスで100度です。

低温調理ではコンテナにはった水を温めるので、水の沸点である100度以上に温度が上がることがないからです。

とはいえ厳密にいうと、実際の調理では90度を超えることはないので100度までは必要ないのですが、余裕を持って100度程度には耐えれたほうが安心かとは思います。

最低でも15cm以上の深さ

低温調理器を取り付けるためには、15cmほどの高さがあったほうが良いです。

例えば僕の手元にあるAnovaでは、水位のマックスのラインが低温調理の先から16cmほどになっています。
それを考えると15cm程度の高さはあったほうが無難。

なお、同じくAnovaの最低水位ラインは、先端から7cmほどです。

「じゃあ、最低水位ライン(MIN)くらいの深さがあれば、調理できるんじゃ?」と思われるかもですが、それはキビシイです。というのも、大半の低温調理器では最低水位ラインを下回ると、低温調理器が加熱が止まります。低温調理において、調理中に動作を止めてしまうのはNG。食材の温度が下がっていき、食中毒リスクが上がるからです。

というわけで、安全を見ると15cmほどの深さのコンテナが必要という結論になります。

10リットル程度の容量

だいたい10リットルくらいの容量のコンテナが良いと思います。

水量が多すぎると水温が上がるのに時間がかかりますし、水量が少なすぎると水温が安定しません。

僕の場合は、MAX10リットル入るコンテナのうち実際に入れる水量は5〜8リットルほどです。それでも水量はちゃんと安定します。

おすすめは、アスベルキッチンボックス

おすすめのコンテナは、「アスベルキッチンボックス」です。

耐熱温度は110度、深さは17cmあって、水量は9.8リットルまで入ります。低温調理のコンテナの条件は満たしており、値段は安めです。

僕は低温調理を始めたての頃は「パスタ鍋」を使っていましたが、ナベを一つとられてしまうと普段の調理に差し支えてしまうので専用のものを買いました。

1年以上使っていますが、全く問題なく使えてます。

深い鍋がないときに代用できるもの

深い鍋がないときに代用できるもの

コンテナ選びのポイントで解説した「温度」「深さ」「水量」の条件を満たせば、どんなコンテナを選んでも大丈夫です。

低温調理を実践されている方々を見渡すと、例えば次のようなものを使っている方を見ます。

  • 寸胴鍋
  • プラスチックケース
  • クーラーボックス
  • バケツ
  • ゴミ箱
  • 発泡スチロール

なお電気代節約のために、断熱性のあるコンテナがいいといわれますが、あまり気にしなくて良いと思います。

先ほど紹介したアスベルキッチンボックスで電気代を測ったところ、60度設定で1時間あたりたった5円ほどでした。断熱性能がほぼないようなプラスチックケースでこの安さなので、断熱を高めたところであまり大きな効果は見込めないと思います。

» 参考:低温調理器の電気代はどれくらい?【実測値を大公開】

個人的には、断熱性よりも水漏れなどに気をつけたほうがいいと感じてます。

特に発泡スチロールなどを使う場合は、劣化に注意が必要です。水漏れにより家が漏水…ということになると電気代の節約どころではありません。

大前提として、作りがしっかりしたものを選ぶことです。

絶対に失敗しない純正コンテナ

絶対に失敗したくない方は、メーカー純正のコンテナを使うのも一つの方法です。

Anova純正コンテナ

出典:Anova公式ページより

Anova純正コンテナは「12リットル」「16リットル」の2種類があります。

楽天市場でも買うことができますが、お値段が高めなのでAnova公式サイトより買うことをおすすめします。

なお、公式サイトから買うと、輸入扱いとなります。

» 参考:「Anova Precision 12L Container」販売ページへ

BONIQ純正コンテナ

出典:BONIQ公式ページより

BONIQからも純正コンテナが販売されています。

ぱっと見味気ないデザインですが、別売りの「保温ジャケット」「保温ルーフ」を組み合わせればいい感じになるようです。

» 参考:「BONIQバルクアップコンテナー」販売ページへ

コンテナにかぶせるフタは不要

コンテナにかぶせるフタは不要

コンテナの水分が蒸発するのを防ぐため、電気代節約のためにフタをつけるべきといわれたりしますが、個人的にフタは不要だと思ってます。

コンテナ内の水は、そこまで蒸発しない

まず「蒸発」についてですが、コンテナの水はそこまで蒸発しません。

低温調理ではせいぜい60度程度の温度で加熱するだけですし、調理時間も1時間から3時間ほどのものがほとんどです。

「水がどんどんなくなっていく…」という経験は、これまであまりありません。

強いていうならば、野菜を80度近くで低温調理したときには水量がグングン減っていく感じはありました。とはいえ、高温の場合はそこまで時間をかけないで調理することが多いと思うので、よっぽど特殊な環境でなければ気にする必要はないと思います。

あまり電気代の節約にならない

低温調理器の電気代は、1時間10円とかのレベルです。
この計測結果は断熱がほとんど効かないアスベルキッチンボックスをを使った場合なので、電気代の上限と考えていただいていいと思います。

理屈からすると、フタがある方が温度を保ちやすいというのは分かります。ところが節約しようとしている電気代が数円程度のものなら…?そこまで効果がないと思うのが自然な気がします。

フタについた水滴の処理が面倒

コンテナにフタをすると、蒸発した水滴がフタにつきます。

僕がフタを試したときに一番面倒だったのが、この「フタについた水滴問題」で、いちいち拭き取らないと床にたれてしまうのが結構ストレスでした。

他にもフタを開けたり閉めたりする手間が増えたりと、メリットが少ない割に手間がかかってしまいました。

結論、フタは不要

手間の割にメリットが微妙なので、僕はフタ不要だと思ってます。

何十時間も加熱し続ける場合はサランラップなどで覆えばいいと思いますし、特別な理由がなければフタなし調理で大丈夫だと思います。

低温調理の条件にあったコンテナを使おう

低温調理の条件にあったコンテナを使おう

低温調理で使うコンテナは、次の条件に当てはまっていればなんでもOKです。

  • 耐熱温度が100度以上
  • 最低15cm以上の深さ
  • 10リットル程度の容量

基本的に底の深めななべがあればそれでよく、なければバケツやクーラーボックスなどを引っ張り出してくればOKです。

これから専用のものを買おうと考えている方は、「アスベルキッチンボックス」はおすすめです。

なお、フタはメリットが少ないわりに手間もかかるので、用意しなくていいというのが僕の意見でした。

以上、コンテナ選びの参考にしてみてください。