【注意点あり】低温調理とは?できることって?【代表的なレシピまで徹底解説】

低温調理のイメージがまったく湧かない方向けの記事です。

最近では家庭でも低温調理が普及してきましたが、「なんとなくハードルが高い……」と感じている方も多いのではないでしょうか?

実は、低温調理でやっていることは「ただの湯煎」です。手順を理解してしまえば、そこまで難しいものでもありません。

本記事では、低温調理歴2年ほどの僕が、調理手順の写真で交えて「低温調理とはどんな調理方法なのか?」「低温調理でできる料理」を解説します。

【保存版】低温調理とは?【代表的なできることも解説】

出典:Anova公式

まずは、実際の調理風景を見てみましょう。

ここでは「低温調理はどんな調理方法なのか?」というイメージを掴んでみてください。

低温調理の手順を実演

実際の調理の流れは以下の通りです。

  1. 低温調理器をコンテナにセット
  2. コンテナに水をはる
  3. 予熱する
  4. ポリ袋に入れた食材を湯煎
低温調理器をコンテナにセット

コンテナに低温調理器を固定します。

この低温調理器はネジ式ですが、クリップで止めるタイプもあります。

コンテナに水をはる

続いて、コンテナに水をはりましょう。

水位は、低温調理器に刻印されている「Max」より下になるようにします。

予熱する

低温調理器の温度設定をして、スタートボタンを押します。

上が現在の水温、下が設定温度

すると、低温調理器がコンテナ内の水を撹拌しながら水温が上昇し……

撹拌しながら加熱

設定温度に達するとその温度をキープし続けます。

これで予熱は完了です。

ポリ袋に入れた食材を湯煎

まずは、ポリ袋に食材を詰めましょう。

コンテナに沈めて、洗濯バサミなどで固定すればOKです。

あとは、レシピなどに記載されている加熱時間が経過するのを待つだけ。

手順としては、たったこれだけです。

火を使わないので、調理の途中経過をこまめに確認する必要がありません。

例えば、朝の出勤前に低温調理器をセットしておけば、帰宅したときには夕食が一品完成しています。

絶対に必要な道具は「低温調理器」「コンテナ」「ポリ袋」の3つだけです。

» 参考:低温調理に必要なもの11選【必需品と便利なグッズ・調味料をご紹介】

低温調理に必要なもの11選【必需品と便利なグッズ・調味料をご紹介】

低温調理の特徴

低温調理の手順を確認したところで、低温調理の特徴を説明します。

  1. 加熱温度は1度単位で設定可能
  2. 火を使わない
  3. 調理の手間が削減できる
  4. 食材を真空状態にする
  5. 水槽を使う

加熱温度は1度単位で設定可能

加熱温度を1度単位で設定できるので、次のメリットがあります。

  • 安いお肉でも絶品な仕上がりに
  • 発酵食品作りが超簡単に

加熱温度を細かく調節できるので、お肉が固くなる温度帯を避けることができるんですね。

» 参考:低温調理でお肉が柔らかくなる仕組み(準備中)

例えば、鶏むね肉であってもパサつかずにジューシーに調理できます。来客のときにお出しすると、「本当に鶏むね肉!?」と驚かれるほどです。

そして、安いお肉でも十分に美味しいので、高いお肉を買うことがめっきり減りました。

作るのが難しいヨーグルトなどの発酵食品も、低温調理器があれば難易度が一気に下がります。

【失敗なし】低温調理器を使ってR-1ヨーグルトを1000mlに増やすレシピ

火を使わない

低温調理器の「加熱コイル」が熱源になっており、火を使いません。

低温調理器をつけっぱなしで外出しても、火事の心配ナシです。

調理の手間が削減できる

調理の手間が、ほとんどかかりません。

  1. 水槽に水をはる
  2. ポリ袋に食材を入れる
  3. 低温調理器をONにする

やあることはこれくらいのもので、朝の忙しい時間帯でもササっと夕飯の支度ができます。

食材を真空状態にする

ポリ袋に食材を入れるときには、できるだけ空気を抜いて真空状態にします。

真空にする理由は、次の通りです。

  • ポリ袋が浮くのを防ぐ
  • 加熱ムラを防ぐ
  • 食材の水分や栄養素の流出を防ぐ
  • 食材に味を染み込みやすくする

なお、真空パック器を使わないで空気を追い出すこともできます。

真空化の方法は次の記事で紹介しました。

【低温調理】ポリ袋の選び方とおすすめ【真空にする理由と方法も解説】

水槽を使う

低温調理では「湯煎状態」にして調理を行うので、水槽が必要です。

選び方のポイントは、次の通り。

  • 100度に耐えられる
  • 最低でも15cm程度の深さ
  • 5〜8リットルが入る大きさ

上記はあくまで目安で、「深めのナベ」であればほぼ使えると考えて間違いないです。

より詳しい選び方とおすすめは別記事で解説しました。

【オススメも公開】低温調理のコンテナ(鍋・容器)を選ぶ3つのポイント

低温調理の注意点

「低温で加熱する」という特徴があるので、衛生管理などの面でややシビアになります。

基本的な注意点をあげると、次の通りです。

  1. 手や調理器具を清潔に保つ
  2. 新鮮な食材を使う
  3. ポリ袋をケチらない
  4. 加熱温度・時間は信頼できるデータを
  5. 保存する場合は急冷

特に気をつけたいのが「④ 加熱温度・時間」です。

食中毒菌を殺菌するためにも、低温調理器メーカーなどが公表している加熱時間表を確認しましょう。

» 参考:BONIQ低温調理 加熱時間基準表

食中毒にならないための知識は、低温調理器メーカーBONIQのサイトが詳しいです。

低温調理でできること【代表的なレシピ】

低温調理でできること

ここからは、低温調理器で作れるメニューの一部をご紹介します。

低温調理ならではのレシピばかりなので、普段の食卓のバリエーションが一気に広がりますよ。

代表的なものだけをピックアップしましたので、「その他にも知りたい!」という方は記事一覧よりご覧くださいませ。

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ローストビーフ

失敗しがちなローストビーフも、低温調理なら簡単です。

いちばんの難関は自分好みのレシピを探すことで、それさえクリアすれば何度でも同じクオリティのローストビーフを作り続けられます。

僕は今のところレシピでやや迷走しているので、決定版のレシピができたら改めてご案内します。

» 参考:低温調理器で作るローストビーフのレシピ【決定版】(準備中)

サラダチキン

コンビニで人気のサラダチキンも、低温調理器があればカンタンに作れます。

原材料は「鶏肉」「スパイス」「塩」だけなので、余計な添加物が入らず健康志向の方にもおすすめです。

何より、めちゃくちゃおいしい。

鶏むね肉の低温調理レシピ【温度・時間、アレンジレシピまで解説】

サーモンのミキュイ

ミキュイは「半生」のことで、フランス料理で使われるテクニックです。

低温調理でサーモンを半生状態にすると、高級料理店でしか味わえなかったあの独特の食感を再現することができます!

我が家でも評判の高いメニューの一つで、低温調理器を手に入れたら絶対にチャレンジしてほしいレシピです。

【簡単】低温調理でサーモンミキュイのレシピ

温泉卵

低温調理で温泉卵を作れば、自分好みの食感を追求できます。

黄身と白身で固まる温度が違うので、まずは「これくらいの温度帯が良さそうかな?」というレシピをざっくり定めて微調整するのが良いと思います。

以下の記事では、温度・時間ごとに固まり具合を実験しました。

低温調理器を使った温泉卵のレシピ【アレンジレシピつき】

ヨーグルト

あの「R-1ヨーグルト」も失敗なく増やすことができ、これだけで低温調理器の元が取れます。

カスピ海ヨーグルトなども、温度や時間を調整することで増やすことが可能です。

【失敗なし】低温調理器を使ってR-1ヨーグルトを1000mlに増やすレシピ

まとめ:低温調理=湯煎。難しく考える必要はありません

まとめ:低温調理=湯煎

これまでみてきた通り、低温調理でやっていることは「湯煎」です。

温度を一定に保つのは「低温調理器」が自動でやってくれますし、ここまで手間のかからない調理法はないと言っても過言ではありません。

加熱温度や時間についても、BONIQなどから「加熱時間表」が公表されているので、調理で迷うことはほとんどないはず。

迷ったらレシピサイトやレシピ本もありますしね。

低温調理に役立つレシピ本、関連本、国などの公表資料まとめ

本記事をきっかけに「低温調理、やってみようかな」と感じていただけたら幸いです!