- セルフカットをやってみたいけど、失敗がコワイ…
- 美容室のクオリティは求めないので、カット方法を知りたい
- 長年セルフカットを続けている人の意見が聞きたい
「セルフカットをしてみたい」と考えている方向けに書きました。
僕は2年ほど前に初めてバリカンを買って自分一人で髪を切り始めましたが、当初はめっちゃ不安でした。
「後ろってどうやって切るの?」「失敗したらどうしよう…」「変な髪型にならないだろうか…」
結果、美容室にはかないませんが、意外とそれなりのものには仕上がりました。
僕はスーツで通勤しますが、違和感はありません。
(後述しますが、どんなバリカンでもうまくいくわけではないのでそこは注意)
そこで本記事では、セルフカットに必要な道具、失敗しないためのアドバイス、セルフカットをしてわかったメリットデメリットをご紹介します。
結論からいうと、パナソニックのバリカン1本あれば、「違和感のない最低限の」セルフカットは可能です。
セルフカットはバリカン一本あればOKです【失敗しにくい方法も】

使う道具|パナソニックのバリカン
使う道具は、パナソニックのバリカンのみです。
(まったく同じものは廃盤になっているため、リンクは後継機です)
» 参考:パナソニック バリカン ヘアーカッター シルバー調 ER-GF81-S
理由は、次の通り。
- アタッチメントの種類が多く、ミディアムヘアにも対応
- すきバサミ機能(ナチュラル)ヘッドが使える
- 説明書通りにやれば、ある程度うまく切れる
最長70mmの長さで切れるアタッチメントがついています。
市販されているバリカンのほとんどは30mm以下のアタッチメントということが多く、この場合は「ベリーショート〜ボウズ」ということになります。
「ベリーショートならいいじゃん!」と思いがちですが、ちょっと待ってください!
セルフカットしてみるとわかりますが、短ければ短いほどゴマカシが効かなくなります。
要は、難易度がグーンと上がってしまう。
そのため、ある程度の長さが残せるバリカンは、失敗しないセルフカットのために必須なのです。
少し長めのカットならば、スーツ姿の会社員でも違和感がありません。
「ナチュラルアタッチメント」は、かなり便利。
これをつけると、バリカンがスキばさみになります。
つまり、髪にくぐらせるだけで髪の量を減らせる。
この機能がついているのは、僕が調べた限りこのパナソニックのものだけでした。
普通のスキばさみを使うという手もありますが、僕はオススメしません。
ハサミごとにスキ率という「どれだけ髪の量を減らすか」というものを選ぶ必要があり、また自分ですくと加減が難しいのです。(実験済み)
レベルは高めだと思いました。少なくとも、僕は二度とやりません。
「こうするとうまくいくよ」という目安のガイドがついてきます。
ネット上をみても、どのくらいの長さでカットして良いか情報が出てきません。
そんな中、メーカーさんが公式に出してくれているカットガイドかなり有益。僕も基本的には、このガイドにしたがってカットを進めています。
実際のセルフカット方法
実際のセルフカットの方法は、『カットモードテクニックBOOK』を参考に進めていきます。
僕の場合は、「Boys Style 1 ベーシックショート」を採用しています。
男の子向けの髪型ですが、ちょっと短めにしたいときに使っています。
もう少し長めに髪を残したい方は、「ビジネススタイル」というものもあります。(こちらも試してみましたが、よかった)
ここでは、冊子の内容を転載すると著作権とかの問題があるかと思いますので、言葉での説明に留めます。
- まず、全体を70mmでカット
- サイド、バックを50mmでカット
- 耳上〜バックを30mmでカット
- 襟足を20mmでカット
- 耳周りを「耳まわりアタッチメント」でカット
- 全体をナチュラルでカット
他のバリカンだと、「70mmでカット」「耳周りアタッチメント」「ナチュラル」ができないんですよね。
これらの機能だけで、かなり価値があると思ってます。
実は『カットモードテクニックBOOK』ではもう少し細かい指示があるんですが、これくらいまではしょっても問題ありませんでした。
作業はかなり簡単で、慣れると10分程度でカットが終わります。
カットの方法は、アタッチメントをつけて、頭皮に沿わせて髪を持ち上げるようにしていくだけです。
セルフカットに失敗したとき、どうなっちゃう…?
「失敗したとき、どうしよう…」
そう思って、セルフカットに踏み切れない方も多いかもしれません。
- 一気に短く切らないことで、失敗は減らせます。
- 失敗しても誰も気づかないので大丈夫です。
- 短く切り過ぎてしまった場合には、全体をそれに合わせれば問題なし。
あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
とはいえ、今では毎月のようにセルフカットしている僕も、セルフカットを始めた当初はビクビクしていました。
そして、何度か失敗して気づいたことがこちら。
- 急に短くしなければ、極端に失敗しない
- 自分が思っているほど、周りの人は自分に注目していない
まず、急に短いアタッチメントを使わないこと。
これは、失敗予防策として絶対に心がけるべきです。
僕の失敗のほとんどが「急に短いアタッチメントを使った」ことが原因です。
(お酒を呑んで気が大きくなった時、起こりやすい)
万が一短くしてしまった場合には、仕方がないので全体を短くします。
そして、セルフカットしてると「なんかこの辺りが気になるなぁ…」と思うことがあります。絶対あります。
でも、そういう細かい点って、あまり気にしなくてOKです。
理由は、周りの人はそこまで細かく自分のことをチェックしていないから。
僕もたまに「ここ、ミスったかも?」と思うこともありますが、一度も変だと言われたことがありません。
さらに言うと、僕から「ここ、失敗しちゃったんだけど…」といっても、「どこが!?」と返されることもしばしば。
よっぽどの失敗でなければ大丈夫。
あまり完璧主義・神経質にならないことが大事です。
セルフカットをするメリット・デメリット
僕が考えるセルフカットの良い点、悪い点をお伝えします。
僕が感じているセルフカットのメリットは次のとおりです。
- 支出がおさえられる
- 好きな時にカットができる
- 時間が節約できる
- セルフカットだと気づかれない
美容室が1回あたり3,000円だとして、月一で通うなら、年間36,000円です。
セルフカットを始めるだけで年間36,000円が稼げるなら、やらない手はないと思います。
2,3回セルフカットすればカット代の元は取れますから、試しにやってみるだけでも導入は大アリだと思ってます。
また、美容室で切ってもらうとすると時間がかかるものです。
予約、カットにかかる時間、移動時間。
トータルすると2-3時間くらいにはなるのではないでしょうか。
それがセルフカットをすると10分ほど、片付けを含めて30分ほどです。
また、セルフカットした頭で普通に出社してますが、誰にも気づかれないですし、カミングアウトしても「そうだったの!?」という反応です。
デメリットは、以下の二つです。
- プロのように綺麗に仕上がらない
- 毛が散らばるので、掃除が大変
やっぱりプロにはかないません。これは仕方ないので諦めてます。
一方で、これまでセルフカットだと気付かれたことはありませんので、周りの人にとってみれば大差ないみたいです。
で、一番の問題だと思うのが「毛が散らばる」という問題。
でも、これはもう仕方ないというか…髪を切った後に掃除機とかで吸い込むしかないと思います。
ちょっと大変です。(うちは、妻がいつもやってくれています。感謝しかない。)
極論すると、デメリットは掃除が大変なことくらいかなぁと思います。
まとめ:セルフカットは実はハードルが低く、固定費削減効果抜群
今回の記事をまとめると、次の通り。
- 最長70mm、ナチュラルアタッチメントなら自然な仕上がりに。
- セルフカットの方法は、テクニックBOOKを参考にする。
- 失敗しないコツは、一気に切りすぎないこと。
- 完璧主義は捨てる、周りの人はそこまで見てない。
- 2,3回カットすれば元が取れる。実質無料といってもよい。
- 散らかった髪の処理がちょっと面倒です。
周りからの評判も上々で、僕としては大満足です。
とはいえ美容室クオリティを求めてしまうのは「ちょっと違う」と思いますので、それでもやってみたいという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
急に短く切ったりしなければ失敗はほぼゼロなので、試してみる価値はアリだと思いますよ!