ドイツのハンガー、マワ(MAWA)ハンガーをご紹介します。
購入の際には、サイズを今一度確認するようにしましょう。
目次
マワハンガーの特徴
マワハンガーはちょっと変わった形状・特殊コーティングなので、初めてみた方は抵抗があるかもしれません。
実際、デメリットもないわけではなく、ハンガーから洋服を取り出すときに「ずるーっ」と引っ張る人には使いずらいかも。
一方で、実際使ってみると「おっ!」と驚くような機能性も備えています。
- すべり落ちない特殊コーティング
- 圧倒的な薄さ
- 種類、サイズが豊富
すべり落ちない特殊コーティング

マワハンガーは、洋服がすべり落ちないように特殊なコーティングがされています。
例えていうなら、ロウのような感じです。ウィスキーを飲む方なら”Makers Mark”の頭の赤い部分の感じ…といったらわかるでしょうか。
ちょっとベタッとしますが、それが洋服に色がつくことはありません。
圧倒的な薄さ

定番の種類「エコノミック」のハンガーの厚みは、たった1cmです。
特に収納スペースの限られた日本家屋においては、この「薄さ」が強い味方になってくれます。
また、省スペースであるにも関わらず洋服へのダメージの少ないという点も強調したいポイント。
これまでの針金ハンガーでは、どうしても肩のラインなどに跡が残ることが多かったと思います。肩の形に沿ったラインのおかげで、洋服に変な跡が残ったりすることはありません。
種類、サイズが豊富
マワハンガーには、多くの種類が用意されています。
使う人や場面によって使い分けられるので、便利ですね。
- エコノミック
- シルエット
- ボディーフォーム
- パンツシングル
- ネクタイ
マワハンガーの種類
マワハンガーの種類、ちょっとわかりづらいですよね。
僕もはじめは全くわからず…エコノミックだけだと思ってました。
公式サイトを除くと、エコノミック以外にもたくさんの種類のハンガーが販売されています。
繰り返しになりますが、代表的なものをあげます。
- エコノミック
- シルエット
- ボディーフォーム
- パンツシングル
- ネクタイ
マワハンガーエコノミック

肩のラインに沿って緩やかなカーブがついているマワハンガー・エコノミックは、あまり重くない、襟のない衣類をかけるのに最適です。
例えば、ニット・Tシャツ・カットソーなどは、エコノミックを使うことで型くずれなく吊るせます。
一方で、襟付きのものは苦手な印象です。
試しにワイシャツをかけてみましたが、襟の部分がヨレっと垂れてしまいました。
他にも、生地の厚いアウターやスーツの上着なども、エコノミックではうまくかけられません。
サイズ表記は、左右の一番広い長さの部分を指しています。(写真はエコノミック46なので、一番広い部分の長さが46cm)
サイズ展開は、30㎝(キッズ)、36cm(レディース)、40㎝(男女兼用)、46㎝(メンズ)、です。
我が家では36cm、40cm、46cmの3種類を所有していますので、大きさの比較写真を参考にのせておきます。

ちなみに、僕が一番使っているマワハンガーが、エコノミック46(46cm)です。(Tシャツでは、メンズサイズでMを着ることが多い)
36cmだと肩の幅が全く足りず、40cmだと悪くはないが、肩の幅がもうちょっと欲しいなぁという印象です。
とはいえ、46cmは大きめなので男性用だと思います。
おそらく女性の方で小柄な方ならば36cm、その他の方は40cmで良いのではないかと思います。
マワハンガー シルエット(シャツ用)
襟付きのものをかけるのにベストなシルエットです。
僕は未購入ですが、愛用者も結構多い様子。
パンツシングル(ズボン用)

あまり期待しないで買いましたが、あまりの使いやすさに驚いたのが、この「パンツシングル」です。
個人的には、マワハンガーのラインナップの中では最高傑作だと思っています。
写真でいうところの、右側のスキマからパンツをスライドさせてさっとセットできるので、パンツをかけるのがとにかくラク。
しかも、パンツが当たる部分には滑り止め加工がされているので、パンツがずり落ちてくることもありません。

そして、地味に便利なのが「マフラーがかけられる!」ということ。
僕の場合には1枚しかマフラーがありませんので、何枚もかけられる専用のハンガーは不要。
パンツシングルがあれば、十分です。
ボディーフォーム(コート用)

コートのような大きめ・重めな衣類をかけるハンガーも用意されています。
実際に使ってみましたが、あまりおすすめできません。
コートのような厚手の衣類にはそもそも滑り止めがいらなかった…逆に滑り止めがついているせいで、とにかく洋服をかけるのが大変になっちゃいました。
滑らないせいで、洋服をいいポジションにかけられないんです。
(もしかしたら使い方が間違ってるのかも…「こうしたらいいよ」という情報ありましたら教えてください!)
ネクタイ

ネクタイ用のマワハンガーで、これも満足度が高かった買い物の一つです。
これがなかなか優れもので、ネクタイも全く滑り落ちてこない。ネクタイの素材はほとんどの場合にシルク製ですから、普通のハンガーなどにかけると、ほぼ確実に落下します。
マワハンガーなら…説明は不要でしょう。
まず試して欲しいのが、「エコノミック」と「パンツシングル」です。
男性の方なら、これに加えて「ネクタイ」も試してみてもいいかなと思います。
「ボディーフォーム」だけはイマイチでした。
ジャケットなどをかけるように大きな作りになっていますが、滑り止めも効いてるのが裏目に出て、かえって洋服をかけるのが大変です。
マワハンガーに関する、素朴な疑問
マワハンガーに関する、「ここってどうなの?」という素朴な疑問にお答えします。
マワハンガー のフックって、回転するの?

種類によりますが、フックは回転します。
手元にあるマワハンガーのうち、回転したものは「エコノミック」と「ボディーフォーム」の二つ。
壁に洋服をかけておきたいときなどには、便利な機能です。
逆に、フックが回転しなかったのは、「パンツシングル」と「ネクタイ」でした。
洋服をかけた時の姿
ここでは、ユニクロのメンズライン「エクストラファインメリノクルーネックセーター(Mサイズ)」を使って、マワハンガー・エコノミックに吊るした時の姿を比較します。



筆者が実際に使っているのは46cmです。
3種類の中で最も洋服が安定していたのことが、その理由です。
また、旦那さん・奥さん共用で揃えるのであれば40cmあたりが良さそうです。
まとめ
マワハンガーを買おうか迷っている方は、まずは「エコノミック」と「パンツシングル」がおすすめです。
男性の方でネクタイをお持ちなら「ネクタイ」も便利に使えます。
エコノミックを購入される方は、ハンガーのサイズに注意してくださいね。