かろちょあ

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全国公開模試で総合30位まで行くための不動産鑑定士試験オススメ勉強方法

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2018年度の不動産鑑定士試験も不合格ではありましたが、全国公開模試では30位まで行くことができました。そこで、使ってきた教材や受験の敗因をご紹介して見たいと思います。これから勉強を始める人や勉強方法に悩んでいる人に参考になれば幸い。

資格予備校はTACを選んだ

不動産鑑定士講座を取り扱っている資格試験予備校は現在TACとLECのみ。

僕の場合には、TACを選びました。理由は簡単で、不動産鑑定士講座ではTACが圧倒的なシェアがあるから。多数の人が選ぶと言うことは、講義の品質も答練(模試)の品質も上がっていくだろなという単純な理由です。

教材選びが得点アップの要

長い受験生活で最もキーになるのが、教材選びだと思います。

そもそも不動産鑑定士試験向けの教材は種類が限られますから、自ずとどれを重点的にやっておけば合格に近づけるかは決まってくるのですが、ここでは科目ごとに僕のオススメをご紹介していきます。

鑑定理論は特攻ゼミ配布の「論文マスター問題集」がオススメ

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鑑定理論では、TACのオプション講義である特攻ゼミで配布されるマスター問題集が非常に良かった。

この問題集は、過去問題を中心にTACでこれまで出題してきた答練の問題の中でも癖のない良問を厳選した問題集であり、これを一通りやっておけば本試験でどんな問題が出ても手も足も出ない状況にはまずならない。模試の問題もマスター問題集に収録されている問題と類似のものがよく出題されます。

解答例は基準の文言には実線の下線で、留意事項の文言には破線の下線で書いてあり、暗記作業が極めて進めやすい。問題数は僕が手元にある2016年度版で80問。(基礎30問、応用A30問、応用B20問)

最新の予想される論点は、全国公開模試を活用して補填しておくと良いと思います。

民法は基本論点問題集で得点は伸びる

民法は民法基本論点問題集で十分。これ一冊で不動産鑑定士試験の民法で足切りになることはまずないと思います。(その代わり、完璧に仕上げる必要はあります。)

僕はこの一冊しかやっていませんが、合格ラインのちょっと上までは安定して得点できるようになっていました。この問題集に載っていない論点は捨ててしまっても問題ないように思えます。

2019年現在、民法基本論点問題集は絶版になってしまった影響でプレミアがついて2万円超えの超高値がついています。鑑定理論の特攻ゼミが受講料30,000円程度であることを考えると、これくらいの投資はしてもいいのかな…とは思います。本当にこれだけやれば点数はどんどん伸びていくので。

不動産鑑定士 民法 基本論点問題集 第4版 (もうだいじょうぶ!!シリーズ)

不動産鑑定士 民法 基本論点問題集 第4版 (もうだいじょうぶ!!シリーズ)

 

経済学の教材は、速習!ミクロ・マクロ経済学、答練、総まとめテキストで

まずは「速習!ミクロ経済学、「速習!マクロ経済学」です。

僕はTACの講義を受講してもなかなか経済の理論が頭に入ってこず、いろいろサブ教材を探しました。そんな中『速習!経済学』は易しく書かれており、YouTubeで講義動画を見ることができることから抵抗なく経済学の理論が頭に入ってきました。

『速習!経済学』でインプットが終わったら『応用・直前答練』と、TACで配布される『総まとめテキスト』で論文試験でどのようなことを書けばいいのか慣れていきます。

試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学

試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学

 
速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

 

会計学の教材は、基本テキスト、答練・総まとめテキスト

会計学はあまり得意ではなかったのであまり自信はありませんが、基本テキストで重要論点を暗記したら、過去問演習をすると良いのだと思います。

基本問題集を使っている人も多いので、これも使えるかもしれません。

不動産鑑定士 会計学 基本問題集 第8版 (もうだいじょうぶ!!シリーズ)

不動産鑑定士 会計学 基本問題集 第8版 (もうだいじょうぶ!!シリーズ)

 

その他、勉強のコツなど

不動産鑑定士試験の勉強方法の基本は、ズバリ「理解をした上で重要論点を暗記する」だと思います。上で紹介したような重要論点をいかにソラでなにも見ないで言えるようになるかが得点アップにつながると感じます。

鑑定理論は、「答案構成」「基準暗記」を交互に繰り返した

『不動産鑑定評価基準』の不明点をなくすために、TACの講義を受けました。暗記作業の時間は想像以上にかかるものですから、講義を受けている期間も重要論点のフレーズは暗記すべきです。時間切れになりかねません。

そして、論文に対応する力を養っていく必要があります。まずは答案構成ですが、より具体的に言うと①問題文精読、②題意の把握、③骨子の作成の三つに分けられます。

・問題文精読=問題文をよく読むこと
・題意の把握=問題作成者が答案に何を書いて欲しいかを汲む
・骨子の作成=解答の流れを下書きする作業のこと

答案構成の練習の目的は、不動産鑑定評価基準全体の構造・骨格を把握することと、どこを暗記すべきかを自覚することです。これをやらないと、暗記作業にも身が入らず結構辛い勉強になってしまいがち。暗記効率を上げる意味でも、絶対に外せないトレーニングだと思います。

答案構成で「これは覚えなければ」と感じるフレーズが出てきたら、その部分を暗記していきます。重要フレーズは何度も何度も使われているので、すぐにわかると思います。例えば「不動産の地域性の意義(1章)」とか「最有効使用判定上の留意点(6章)」などです。

できれば直近の改正点についても基準の文言は暗記しておいたほうが良いと思います。改正点は本試験に出る確率が極端に上がります。

 

 

民法は論証例を暗記し、その他の部分はなんとなくの流れを覚える

 

民法の知識に自信がない方は、入門講義と基本講義を受けミニテストの解答例を全て暗記します。これで『基本論点問題集』の範囲の理解はカバーできるので、学習の土台が完成します。

次に『基本論点問題集』全体を何度も読み込むことによって、どのような解答を作ったらいいのかを覚えます。最初は、あくまで全体の流れを掴むようにします。民法答案の流れである

事例分析 →問題提起 →規範定立(論証例) →当てはめ →結論

という一連の流れを意識して読み込んでいきます。

流れが掴めたら『基本論点問題集』の論証例部分を全て暗記します。極端な話、ちゃんと理解できていなくても【解答例】を全て覚えてしまうべきです。

 

会計学は、固定資産を重点的に

会計学は、「定義」「固定資産」分野を全てを暗記し、その他の部分はキーワードを拾うようにすると良いと思います。鑑定理論に時間が取られるので、時間をかけすぎないようにすることもポイントになります。

 

まずは基本講義で、どこを暗記したら良いのかを授業から学びます。

次に、用語の定義は全て暗記します。そして、不動産に関する分野は特に暗記の精度を上げておくべき。具体的には、固定資産の取得原価・固定資産の減損会計・工事契約などです。

定義と固定資産の暗記が済めば、最低点はとれます。あとは、キーワードを中心に自分の言葉で説明できるようにします。基本的には鑑定理論のようにガチガチに暗記して得点するという科目ではないと言われています。

経済学は、『答練』と『総まとめテキスト』を繰り返し解く

まずは『速習!ミクロ・マクロ経済学』を仕上げます。このテキストは概ね全ての経済学の分野をカバーしています。ただし難易度は低めなので、これだけで本試験に太刀打ちするのは困難。とりあえず最低限の土台作りという意味でこのテキストを活用します。もちろんYouTube動画も積極的に活用すべき。

必要な定義はこの段階で暗記すると答案作成が楽に進むようになるはずです。

演習は、『アクセスα』を何度も繰り返し解くことで解答パターンを身につけます。本試験問題や答練は時間がまるまる二時間かかってしまうので、毎回これをやってしまうのは非効率です。ただし、アクセスαの問題レベルと比べると本試験問題は分量も多いので、時間配分をできるようにする意味からも答練や過去問題は何度か繰り返して解きました。

公開模試の活用方法

本試験と同じ日程で行われる公開模試ですが、すべて本番を意識して受験しました。

本番の緊張度合いと比べると全く別物ではありますが、ペース配分を考えるのにとても参考になりました。

 

 

使ってきて便利だった筆記用具 

この試験は長丁場かつ膨大な量の筆記作業が必要なので、ボールペンや万年筆の選び方でも勝敗が別れることがあると思います。そんな中僕が選んだのは学生時代からずっとヘビーユースしているドクターグリップ。色々物色してテストを繰り返しましたが、結局はこれが一番だということに落ち着きました。